50代からでもマンション購入を考える人が増えています。
統計データにも現れています。
10年前(2007年)で新築マンションを購入した50代の割合は8%でした。
それが、2017年では、14%です。
(首都圏・関西圏の新築マンション契約者の動向/リクルート住まいカンパニー調べ)
築22年の一戸建てに住んでいたYさんが駅近の新築マンションを購入した住み替え体験談です。
夫54歳、妻49歳、長女23歳でした。
住み替え前の生活
- 一戸建て:築22年。
- 建物面積/間取り:80m2/3LDK
- 売却価格:1500万円
夫の実家近くの一戸建てに住んでいました。
2階建ての一戸建てでしたので、妻は、洗濯物を干しに2階へ上がったり下がったりがきつくなってきました。
膝が痛くなってきており、将来が不安になっていました。
「このまま洗濯ものが干せるのかしら?」
子育て環境は申し分ありませんでした。
でもその長女も社会人になり、そのうち独立しそうです。
これを機に、駅近くのマンションを購入しました。
住み替え後
- 新築マンション:5190万円
- 面積/間取り:71m2/2LDK
- 借入額/返済期間:4500万円/26年
- 毎月返済額:8万5千円(ボーナス時加算41万円)
- 管理費・修繕積立金:1万8千円
資産価値を考慮して選びました。
売却益は老後に備えて貯金しました。
夜、娘を駅まで迎えに行く必要もなくなったため、車を手放しました。
その分、マンションに居る時間が増え、夫婦の時間も長くとれるようになりました。
ワンフロアのマンションですから、何よりも動線が短く、家事もはかどり快適になりました。
買いでしょうか?
いきなり、50代で5000万円以上のマンション購入です!
この価格からすると、都心のマンションだと思います。
1500万円の貯金があるとはいえ、26年ローンはどうなんでしょうか?
80歳までのめいいっぱいローン期間で組んでるようです。
返済額と管理費・修繕積立金をいれると、毎月の支払いは、10万円超えます。
定年後にこれが支払えると踏んだわけですね。
定年後にはボーナスもでなくなります。
修繕積立金も10年もすれば値上がりするでしょう。
これだけ考えると、すごい英断だと思います。おそらく、住みやすいとは思いますが、
私には無謀すぎて参考になりませんが、注目するところは、資産価値です。
5000万円は高いのですが、都心ですと、これが10年経過しても5000万円で売却できる可能性があります(もちろんそんな保証はどこにもありませんが)。
それを見越すと、かなりよい選択をされたといえるのではないでしょうか?
10年後に、資産価値が上がるか下がるかの見極めができる人であれば、このような住替えができて羨ましい限りです。
それと、マンションの場合、何階にするのかも重要です。
せっかく駅の近くでもエレベータ街に何分もかかるのでは、毎日でかける人であれば、もったいない話です。
特に老後の場合、優雅に高層での生活もよいかと思いますが、車椅子生活になったりすると、エレベータの近くの部屋にするだとか、低階層で移動距離をすこしても短くすることも考えたいですよね。
もっとも、介護が必要になると、マンション生活はきついと思います。
ヘルパーさんお願いするにしても、限界がありますから、
介護のお世話になる、その時にはさいど住み替えが必要です。
結論
私は、予算が2000万ですので、たとえ、資産価値があるマンションだとしても5000万円には手が出ません。
退職金がガバーッとでて、貯金もある方なら選択のよちがありますよ。
しかし、私の場合は退職金もないし、年金もそれほどあがらないと思うので。
いくら都心とはいえ、通勤は都心ではないのであまりありがたいこともないです。
この体験談のように支払う計画は立てられないです。定年後の支払いも、かなり不安です。
たとえ、資産価値があるマンションであっても、返済の利息返済する前に資金難になり、マンション価格叩かれながら手放してしまわざるを得ません。
ただ、購入するとしたら、やはり駅から近いところにします。
ここは譲れないところですね。
価格がもう少し低い(というか半額以下)物件で駅チカを探します。